パステルアート(パステル画)で使う道具

龍神パステルアート パステルヒーリングアート(パステル画)の描き方
龍神

パステルアート(パステル画)を作成する時、パステルの他にどんな道具を使うと良いのか紹介していきます。

紙の種類とても多いです。わたしが使った紙質は、そんなに多くはないのですが、多くの紙質の中で、タイプ別で分けるには、表面の肌具合で選ぶといいと思います。

基本的には、表面がツルツルしたものは、パステルが乗りにくいですし、ザラザラしたものは乗りやすいです。

わたしがパステルアートを描き始めたときは、ツルツルの紙を好んで使うことが多かったと記憶しています。それは、パステルの透明感を大切にしたかったからです。ヒーリング系のパステルアートを描いていたのは、今から20年以上前の話なので、画材の質も今ほどよくありませんでした。当時、優しさと柔らかさ、透明感を出すにはツルツルの紙が最適でした。

ただツ、ルツルの紙も多数あって、好んで使ったのは、ケント紙ではなく、イラスト用の薄い紙でした。やがて、パステルは描かなくなる時期がしばらく続くのですが、3年ぐらい前から再度描くようになって、その時に表現の相性の良かったのが画用紙でした。透明感を出すことも、多少の厚塗りする方法も理解できましたので、以後、画用紙を使っています。

紙は、自分の表現するものによって人それぞれに違うものだと思います。

ただ、パステルアートとして、最初に使いやすい紙、表現しやすい紙は、画用紙ではないかと思います。紙選びに困ったら、まず、画用紙を使ってみることをお薦めします。そして、肌の粗いものや細かいものを使ってみるといいと思います。紙肌がパステルの彩色で微妙な変化を生みますので、その表現が好きな方もいます。

パステル用の紙の画像

色鉛筆

パステルアートを描く時、細部表現などに色鉛筆を用いることで、表現に幅が出ます。使い方は、工夫次第でたくさん考えられます。

色鉛筆には、いくつかの種類があるのですが、パステルアートの表現として相性が良いのが、水彩色鉛筆となります。

水彩色鉛筆は、通常の色鉛筆にはない、芯の柔らかさがあり、パステルとの相性が非常によく、ぼかして使うこともできます。製造会社がたくさんありますので、自分に合うメーカー探しを楽しんでみてください。

色数と質にこだわりなければ、100均ショップで購入ができます。まずここから試してみるのもいいですね。

水彩色鉛筆の画像

消しゴム

パステルアート(パステル画)を描く時、必ずと言っていいほど使うのが消しゴムです。

消しゴムは、身近な事務用品ですから、ご存知の方も多いと思いますが、物によって、消しやすい消しゴム、消しカスがでないものなどたくさんあります。

わたしが使っている消しゴムは、何種類もあるのですが、

  • 練ゴム(ネリケシ)
  • 消しカスがでない消しゴム
    良く消える消しゴム
  • 角のある消しゴム
  • 力を入れないと良く消えない消しゴム
  • ペンタイプの消しゴム

などのたくさんの消しゴムを必要に応じて使い分けています。

消しゴムは、わたしがパステルアート(パステル画)を描く時に大切な位置づけとなっています。

パステル用のネリケシの画像

定着液

フィキサチーフと呼ばれますが、種類はたくさんあります。
用途がパステルアート用となっているスプレータイプのものを選んでください。メーカーの違いによる定着力にさほど差はないと思いますが、吹き付けたときに、パステルの色味が変わることもあります。ホルベインのフィキサチーフには、定着力の強いものもあります。

パステルを定着する糊材、合成樹脂をアルコール系や石油系の溶剤で溶解したのが定着液(フィキサチーフ)と呼ばれていて、アルコール系の溶剤に比べ絵具の顔料のニジミが出にくいのが石油系だそうで、パステル特有の色調を出せます。

ちなみに鉛筆や木炭の定着液には、エタノールを溶剤として使っているものが適しています。

フィキサチーフの画像 強力フィキサチーフ

コットン、ティッシュペーパー

パステルを指で伸ばすこともありますが、コットンやティッシュペーパーを使うことで、手早く色彩を広げることができます。使い方次第では、紙面に表情を持たせることもできます。

わたしは、100均ショップで購入しています。

ぼかし網、削り網

パステルを削って使う方は、カッターナイフやぼかし網を使います。ぼかし網があれば、カッターより手軽にパステルを削ることができます。

パステルを細かく削って色を用意して、指につけて描いていきます。

混色のため何種類かの削歌パステルの色味を混ぜたりすることもできます。

手ごろな大きさのものがなければ、100均ショップで茶こし、粉振るいを代用するのもよいでしょう。

指で描くことが少ないわたしは、ぼかし網は使っていません。パステルを細かく削ることもしません。指で描く方にとっては、必要な材料となります。

パステル用ぼかし網画像

その他

他に必要な物と言えば、手が汚れるので濡れ雑巾は必需ですね。

紙を画板などに固定する方は、マスキングテープが必要になります。あってもなくても、いいですが、紙がよれてしまうことが心配な方は、画板や机にマスキングテープで固定したほうが良いと思います。

図形板、字消し板、テンプレート、型紙

絵を描こうとする方にとって、物の形を描くことがネックとなり、辞めてしまう方も多くないと思います。そんな方には、テンプレートを使うことで気軽に描くことができます。

様々な形の切り抜きを使うことで、簡単に描けます。

パステルアートを描く方の中には、このテンプレート(型紙)を使うことで、こんな絵を描くことができますと、案内されている方が多くいらっしゃいます。ネットで様々に出てくるので気に入ったものに取り組んではいかがでしょうか。

ステンシルシートで検索すると、たくさんの種類のシートが出てくるので、好きなものを選んで活用してみるのもよいと思います。

パステル用ステンシル画像

型紙は、自分で作ることができるので、こちらのサイトで気に入ったシルエットをダウンロードして、厚紙やHPシート、クリアファイルなどを切り抜くことで、型紙を作ることもできます。
白黒イラストダウンロードサイト【シルエットAC】

パステル画の描き方参考動画

YouTubeで、HIDEKIによるパステル画を描く動画を不定期でアップしてます。チャンネル登録の上、ご参考になさってください

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