格言に込められた深い精神性を墨の響きで描き出す「タマシイの伝言」シリーズ。
今回向き合ったのは、
運命というものの本当の在り処を問いかける言葉です。
「心変われば、運命が変わる」
私たちはつい、
運命を、生まれ持った変えられないもの、
外側から一方的に与えられるものだと考えてしまいます。
けれど、運命とは固定された一本道ではなく、
「今、心がどこを向いているか」によって、
絶えず軌道を変え続けている生きたものです。
心という一点が動けば、
それにつながる無数の可能性の軌跡もまた、
静かに、しかし確実に描き変わっていく。
そのダイナミズムを、一枚の墨絵に込めました。
下方から立ち上がる、意志という一本の軸
画面の下方に、
凝縮された墨の起点があります。
これは、今この瞬間のあなた自身。
悩みも迷いも、そのままの姿で存在する
「現在地」です。
そこから右上へ向かって、
一気に駆け上がるように伸びていく力強い線。
この線は、まっすぐな一本道ではなく、
掠れ、滲み、震えながら上昇していきます。
それは、運命を変えるという行為が、
一瞬の決意で完結するものではなく、
心のあり方を少しずつ研ぎ澄ましながら
積み重ねていく「過程」であることを表しています。
自分の内側に軸を持ち、
その軸ごと方向を変えていく
それこそが、運命を動かす唯一の力なのです。
取り巻く円環が示す、無数の運命の可能性
線の周囲に散らばる、
大小さまざまな円をご覧ください。
これは、まだ確定していない
無数の未来の軌道、
選び取られることを待っている可能性の一つひとつです。
ある円は満ちて閉じ、
ある円はまだ開いたまま。
これは、運命というものが
一つの決まった答えではなく、
心の向き方次第でいかようにも形を変える、
開かれた選択肢であることの証です。
上方に散らばる円と、
下方に散らばる円。
その間を貫く一本の墨の軌跡こそが、
「今のあなたの心」が、
どの円と共鳴し、どの未来を選び取っていくのかを
静かに物語っています。
心が変われば、描かれる軌跡そのものが変わる
運命を変えたいと願うとき、
私たちはつい、外側の状況や、
他人の言動を変えようとしてしまいます。
けれど、本当に動かすべきものは、
いつだって、自分自身の心の方角です。
この作品の、
下から上へと駆け上がる一本の線のように、
心が定まり、
その向きが変われば、
これまで交わることのなかった円
つまり、新しい運命の軌道と、
自然に重なり合っていきます。
運命とは、待つものではなく、
心によって、今この瞬間から
描き変えていくものなのです。
HIDEKI
作品仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 心変われば、運命が変わる(「タマシイの伝言」シリーズ) |
| アーティスト | HIDEKI(清龍) |
| 技法・素材 | 墨絵 原画(和紙・墨) |
| 額サイズ | 約267mm × 354mm |
| 設置形態 | 壁掛け・直置き両用(背面スタンド付き) |
| 作品テーマ | 心の在り方、運命の転換、可能性の選択 |
| 公式サイト | Essential Art公式 |




