ナチュラルスピリット StarPeople 寄稿文

考え方

1)エッセンシャルアートについて具体的に教えてください。

アートの語源的には、人による行為という意味合いがあります。つまり、アートは、わたしたちの存在要素であり得るのです。人が何かを表現をする場合、言葉には言葉の、音楽には音楽の、絵画には絵画の得意の表現エネルギー周波域というものがありますが、人の表現はすべてアートとも言えるのです。生きることそのもの、数式や科学も生活が全てアートなのです。

表現は、表に現すということです。人は、何かを表現をせずにいられません。わたしに関して言えば、直観を通して表現を続けていく中で、作品として完成されたものには、いつも新たな発見をさせていただいています。自意識の中でこのような方向で描こうというものはあっても、必要なエネルギーをカタチにしていると観じているので、最終的にはどのような仕上がりになるかは自分にも分からないのです。

わたしが直観で絵を描くときに大切にしていることは、表現しようとするエネルギーの方向性です。全存在への信頼と貢献という意志のもとに個としての思い込みを極力排除した形で、ある特定のエネルギーの周波域を多層的・複合的に表現しています。これを絵のタイトルとして表わしていますが、タイトルはあくまで表現されたカタチ(作品)の入口です。あるエネルギーの周波域の表現は、当然のことながら自らに同調域がなければ、届くことはかないませんし、思い込みという自らのエネルギー理解を加えることで別のものに変化をしてしまうのです。つまり、表現しようとする側のエネルギーがどうあるかで表される質は変わってきますので、現し手の状態が純化を起こせば、エネルギーの許容域が深く広く精妙になり、表されるカタチにも同様の変化が起きてきます。

表現されたカタチの中には、観る人によって様々な意味合いを観じ取ることができます。観る人の内なる変化が起これば、様々な理解を、感覚をさらなる深みにおいて示してくれます。表現されたものの元にあるエネルギーの周波域が同じでも、観る人によっては、その人のエネルギーの特色を反映して、受け取るエネルギーの変化が起きてきます。また、表現されたエネルギーにより、観る方のエネルギーが触発され、新たな気づきへと導くこともあるのです。そしてより精妙なエネルギー域の表現になればなるほどに伝わる人の数は減りますが、伝わる人には、よりその人の深いレベルにまでエネルギーの共振が及ぶようなのです。

エネルギーをカタチにすること。わたしたち人間は、表現をせずにはおられず、日々エネルギーをカタチにしていると思います。宇宙は、世界は多種多様で多層的なエネルギーで満ちています。表現するということは、宇宙との同化で在ろうとすることなのかもしれません。人として全存在への信頼と貢献という方向での、全ての本質に向かっての純然な表現がエッセンシャルアートといえるもので、エッセンシャルアートの持つ役割は、存在がカタチになる前の様々な本質的なエネルギー表現をすることであると考えています。

2)エッセンシャルアート研究所を設立した理由を教えてください。

エッセンシャルアートとして直感でエネルギーをカタチにする場合には、様々なエネルギーとの関わりが必然的に起きてきます。例えば、誰かのため、何かのために本質的な方向性でのエネルギー表現を開放系で定めた場合(もちろんこれはご本人の同意を受けた場合の話です。)、現時点でのその方のエネルギーレベルでの方向性、調整、再設定の必要性など直感で受け取り、開放系としてのエネルギーの向きで変換、再構築、プログラミングするような作業となってきます。それは、個の方向性を超えた、その方が主に関わっているエネルギー層にまで及ぶ作業となっているようなのです。必要な変化は一部から始まり、段階的に様々なレベルにまで波及していきます。

もう少し具体的な話をすると、会社で使われるロゴマークという表現がありますが、通常は会社のシンボル的な意味合いを図案化したものとして使われています。私自身デザインの仕事をしていたことがありますが、当時は会社を表すデザインとしてのことだけを念頭において作業を行っていました。しかし、時を経て直感で制作を行おうとした場合、ロゴマークの意味合いも大きく変化しました。ロゴマークは、会社という集合意識の本質の方向性を全存在(見える見えないに関わらず)に示すことが可能であり、会社というエネルギー体の指針となるエネルギーの受発振のカタチとして存在できるということに行き着いたのです。

このように作成されたロゴマークというエネルギーのカタチには様々な存在からの共鳴現象が起こるようになってきます。もちろん本質の意志するところに共鳴するのですから、人の都合でこちらの方向がよいと考えていても、本質的に違う方向にあれば、違うものは違うとはっきりとした現われは起きてきます。関わる人がロゴマークのエネルギーに焦点を合わしておくことは非常に重要なポイントとなります。もう少し簡単に表現すると、エネルギーレベルでこのような方向性を持った会社です、ということを全存在に示し、会社自体も会社に関わる人にもその方向性を求めていくということになるのです。もちろん、関わる人の意志が重要なことは言うまでもありません。これは、個人のロゴマークでも同様で、なぜ生きるという人の本質に関わる、生き方という道標に光を与えるものになりうると考えています。

ロゴマークの作成を例にしましたが、様々な分野でのエッセンシャルアートとしての応用方法は多数存在すると考えています。 エッセンシャルアートという表現方法でカタチになる前のエネルギーの変換、構築、方向性の設定、プログラミングなどを最重要エレメントとして絵や立体、空間、ロゴマーク、教育・研修プログラム、ブレスレットなどのアクセサリーなど多方面でのカタチに現実的に応用していくためにエッセンシャルアート研究所を設立しました。

3)ワークショップに参加している方はどのように変化していますか?

現在ワークショップは、必要と観じたときだけ行わせていただいていますが、ワークショップには、様々なバリエーションがあり、年齢、性別、場所など、どのようなワークショッププログラムを設定するかは、その時々で随時決定しています。ワークショップに参加する方は、ここ数年で大きく変化を起こしてきているように観じています。

何かの課題を抱えておられる方も、表面的なネガティブさがあったとしても、内に秘める輝きはすぐ手の届くところにあり、ひとつ越えれば、自らの望むまま、次々と楽しさを発見していける方が多くなってきました。そして、以前は、次へ次へと意識進化の階段を上ろうと希望する方が多かったのですが、最近では、あるところまでのエネルギーレベルに到達すると次への段階を望むことはせず、その段階を十分に楽しむために、堪能するために、熟成するためにとどまっていようとする方が多くなってきたということです。

どんな時でも目に見える前進はよいことだという考えが一般的であったことだとは思いますが、わたしの観じる本質というところで言い表すと、それぞれの方がそれぞれのステージでそれぞれの役割を真摯に遂行することが、今回の人としての自分の本質の目的であり、あるレベルにとどまることでエネルギーレベルのアンカーとして楽しもうとする方が、色々な層で、本質と自意識がより近い同期をした状態で観じられるという事なのです。つまり、今までベールで覆われていたり、捻じ曲げられていたり、急を要するような状態となっていた本質の姿が本来の状態を取り戻しつつあり、本人に自覚なくても、世界全体の貢献のためにどの位置でどの役割を行なっていくのか、本質のレベルでの他からのエネルギー干渉が少なくなってきた現在、以前より明確になってきているのではないかと考えられます。急速なエネルギーの変化、安定化に対応するための牽引はほぼ完了し、新たな世界へのエネルギー構築が豊かに始まっているように観じられています。

2016.08追記:記事を書いた時点では、この次元での世界に接続できていなかった、新たな世界へのエネルギー構築の主となる本質のエネルギーの接続システムの構築は、現在では終了しており、わたしたちが望み、準備ができれば、以前よりはるかに同期しやすい状態になっているように観じます。

4)HIDEKIさんにとって「ヒーリングアート」とは?

ヒーリングということはどういうことなのか考えてみると、本来のエネルギーの状態から見ると、ある部分にエネルギー的な滞りや歪み、欠損などがあり、その部分、全体が本来の状態に戻れるようなエネルギーの流れが起きたときや望む方向への促し、牽引、触発などのサポートするようなエネルギーに触れた場合に、ヒーリングされたという感覚を覚えるのではないかと思います。

スピリチュアル系と呼ばれる方々には、他をヒーリングすることが自らのヒーリングとなる方が多くいます。その意味は、エネルギーの放出、循環を行えるということになります。ヒーリングアートに関して言えば、どのようなアートにしろ、ある方にとってヒーリングという感覚が起きればそれがヒーリングアートということになるのではないかと思います。前述のアートは人の行為によるものということから、わたしにとってヒーリングアートとしては、様々なことが挙げられます。エネルギーワークや医療、芸術、家事などもある方にとってのヒーリングアートといえるでしょう。こどもの存在はそれ自体がわたしにとってのヒーリングといえます。

こどもたちの純粋なエネルギーでなすことは人にとってのヒーリングアートです。全存在への貢献を意志していることで、生きることすべてがヒーリングアートにつながっていくような印象があります。

ヒーリングアートという言葉が言われるようになってしばらく経ち一般的な言葉となってきましたが、人の世界は広く本来のヒーリングを必要としているからこそのことだと思います。 ヒーリングアートの本質は、人がこの世界で愛のもとに生きている行為すべてと感じられています。誰かの行為が誰かの心の支えになり、癒し、癒される。過去の清算と未来への種まきが同時進行で行なわれる今という時空間に人が愛をもって行なうすべてが広義のヒーリングアートだと思います。

そして、ヒーリングアートという言葉にもエネルギーがあります。言葉の持つエネルギーは、どのように接するかによって、拡大もすれば、縮小もします。目に見えるものだけにとらわれず、カタチになる前のエネルギーに焦点を合わせていくことができれば、ヒーリングアートはもっとすばらしいものになるのではないかと考えています。

 

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