「アクリル画に挑戦してみたいけど、何から始めたらいいかわからない…」
そんなあなたのために、アクリル画の基本を徹底解説!必要な道具から基本的な塗り方、さらにステップアップするための応用テクニックまで、初心者さんが知りたい情報をまとめました。この記事を読めば、あなたも今日からアクリル画家デビュー!
アクリル画とは?
アクリル絵の具は、水で薄めても、そのまま使ってもOK。
乾燥すると耐水性になるので、重ね塗りも自由自在。
油絵のような重厚感も、水彩画のような透明感も表現できる、万能な絵の具です。
- アクリル画の魅力:
- 乾燥が早く、作業効率が良い
- 耐水性で、重ね塗りや修正がしやすい
- さまざまな素材に描ける
- 多様な表現技法がある
必要な道具
まずは、アクリル画を始めるために最低限必要な道具を揃えましょう。
- アクリル絵の具:
- 初心者さんは、基本の12色セットがおすすめ。
- チューブタイプ、ボトルタイプなど、様々な種類があります。
- メーカーによって発色や粘度が異なるので、いくつか試してみるのも良いでしょう。
- キャンバス:
- 木枠にキャンバスが張られたものが一般的。
- サイズや素材も豊富なので、描きたい作品に合わせて選びましょう。
- キャンバスの他に、木材、紙、布などにも描けます。
- 筆:
- アクリル画用筆は、ナイロン製や豚毛製がおすすめ。
- 平筆、丸筆、細筆など、様々な種類を揃えておくと便利です。
- 筆の号数によって、線の太さや塗りの範囲が変わります。
- パレット:
- 絵の具を混ぜるためのパレット。
- 紙パレット、プラスチックパレット、使い捨てパレットなどがあります。
- パレットナイフで絵の具を混ぜると、筆を傷めずに済みます。
- おすすめは、紙パレットか、陶器製の白いお皿です。手入れが楽ですよ。
- 水入れ:
- 筆を洗ったり、絵の具を薄めたりするために使います。
- 2つ用意しておくと、洗い用と薄め用に使い分けられます。
- おすすめは、ステンレス製のボウル。プラスチック製だと、アクリル絵の具が乾燥してしまうとなかなか落ちなくなってきます。
- 筆洗液:
- 筆についた絵の具を落とすために使います。
- アクリル絵の具専用の筆洗液を使用しましょう。
- わたしは、リンスインシャンプーを使ってます。
- ペインティングナイフ:
- 絵の具を混ぜたり、盛り上げたりする時に使います。
- 絵の具を厚塗りするインパスト技法にも使えます。
- マスキングテープ:
- 塗り分けたい部分を保護するために使います。
- 剥がす時にキャンバスを傷めない、画材用のマスキングテープがおすすめです。
- 定着剤:
- 完成した作品に吹き付けて、絵の具を定着させます。
- 作品の保護や、ツヤ出しの効果もあります。
アクリル画 基本の塗り方:徹底解説
アクリル絵の具は、その多様性から様々な塗り方ができます。
ここでは、基本の塗り方をより深く理解し、実践するためのポイントを解説します。
1. ベタ塗り:均一な面を塗る
- 目的:
- 広い面積を均一に塗る
- 下地を作る
- 均一な色の面を作る
- 方法:
- 筆に絵の具を均等に含ませる
- 筆を寝かせ、一定方向に滑らせる
- 重ね塗りをする場合は、完全に乾いてから
- コツ:
- 絵の具の濃度を均一にする
- 筆圧を一定に保つ
- 大きな筆を使うと、より均一に塗れる
2. 重ね塗り:色の深みを出す
- 目的:
- 色の深みを出す
- 透明感を表現する
- 色の変化をつける
- 方法:
- 下の色が完全に乾いてから塗る
- 薄い色から濃い色へ重ねる
- 透明メディウムで薄めて重ねると、透明感が増す
- コツ:
- 色の組み合わせを考える
- 乾燥時間を守る
- 少しずつ重ねて、色の変化を見る
3. ぼかし:色の境界線を曖昧にする
- 目的:
- 色の境界線をぼかす
- グラデーションを作る
- 柔らかい表現をする
- 方法:
- 塗った絵の具が乾かないうちに、水を含ませた筆でなぞる
- 境界線を軽く叩き、色を混ぜる
- 乾いた後にぼかす場合は、リターダー(乾燥遅延剤)を使う
- コツ:
- 水の量を調整する
- 筆を清潔に保つ
- ぼかしすぎに注意する
4. ドライブラシ:質感や立体感を出す
- 目的:
- 質感や立体感を出す
- かすれた表現をする
- 古いものの表現をする
- 方法:
- 筆の水分をよく拭き取る
- 少量の色をつけ、軽くこすりつける
- 紙などで余分な絵の具を落とす
- コツ:
- 硬めの筆を使う
- 筆を寝かせるように使う
- 力を入れすぎない
5. スポンジング:独特の質感や模様を作る
- 目的:
- 独特の質感や模様を作る
- 自然な風合いを出す
- 背景やテクスチャを作る
- 方法:
- スポンジに絵の具を少量つける
- 余分な絵の具を紙などで落とす
- 軽く叩きつけるように塗る
- コツ:
- スポンジの種類によって質感が変わる
- 色の組み合わせを楽しむ
- 均一に塗る場合は、軽く均等に叩く
6. マスキング:塗り分けたい部分を保護する
- 目的:
- 細かい模様や形を正確に描く
- 色の境界線をくっきりと分ける
- スプレー塗装のような効果を出す
- 方法:
- マスキングテープやマスキング液で覆う
- 上から色を塗り、乾燥後に剥がす
- コツ:
- マスキングテープはしっかりと密着させる
- 剥がすときはゆっくりと
- マスキング液は乾燥時間を守る
これらの基本の塗り方を組み合わせることで、アクリル画の表現は無限に広がります。ぜひ、様々な塗り方を試して、あなただけの表現を見つけてください。
5. 練習してみよう!
基本と応用テクニックをマスターしたら、さっそく練習してみましょう。
- 簡単なモチーフ(リンゴや花など)を選んで、描いてみましょう。
- 様々な塗り方を試して、表現の幅を広げましょう。
- 好きな色やテーマで、自由に描いてみましょう。
- 続けられることは、できたことを自分で褒めること。誰だって最初からうまくはいきません。継続できれば、必ず上達します。
- 上手い、下手にこだわらず、表現することを楽しんでください!
6. 作品を飾ろう!
完成した作品は、額に入れたり、そのまま飾ったりして楽しみましょう。
- 額装:
- 作品に合った額縁を選び、作品を引き立てましょう。
- 額縁の種類によって、作品の印象が変わります。
- 壁に飾る:
- お気に入りの場所に飾って、インテリアのアクセントに。
- 複数の作品を組み合わせて飾るのもおすすめです。
- プレゼント:
- 心のこもった手作り作品は、プレゼントにも最適です。
- 相手の好みに合わせて、作品を選びましょう。
まとめ
アクリル画は、初心者さんでも気軽に始められる、奥深いアートです。
基本テクニックをマスターして、あなただけの表現を見つけてくださいね。
楽しみながらチャレンジすることが大事です。
やろうと思った時が、やるとき!
表現するって、とても大切です。