2025年は、巳年。
なので、今年も干支の絵が必要と思い、描きました。
初めての巳年の絵
今まで描いた干支の絵は、いずれも抽象的に済みをメインに描いた作品でしたが、今回は明確に巳は、白、背景は赤、と来てましたので、抽象的に描き始めてみました。
大体の抽象的表現が終わり、もう少しで完成と仕上げにかかっていましたが、どうもしっくりこず、そこからずいぶんと変容を遂げ、具体的な巳としての形があらわれてきて、白蛇の形で整えていきました。
結果的に神々しい白巳の絵になりました。この具体的な表現が必要だったのでしょうか。
十二支の巳と白蛇
十二支の巳は、蛇に相当し、干支の6番目の動物です。巳年に生まれた人は、知恵や直感力に秀でており、独立した性格を持つとされています。彼らは神秘的で魅力的な存在感を持ち、人間関係においても深い絆を築く能力があります。巳年の人々は、しばしば他人との差異を理解し、個性的な意見を大切にするため、クリエイティブな分野でも成功を収めることが多いです。
一方、白蛇は中国の文化や伝説の中で特に神聖視されている生き物です。白蛇は繁栄や幸運の象徴とされ、保護や愛をもたらす存在と考えられています。特に有名なのは「白蛇伝」と呼ばれる物語で、この物語では白蛇が人間の女性に変身し、愛情と献身を通じて深い絆を築く様子が描かれています。白蛇にまつわる物語は、通常、愛や許しをテーマとしており、非常に深い意味を持っています。そのため、白蛇はただの生き物以上の存在とみなされ、特に良縁祈願や商売繁盛の象徴として崇拝されることが多いです。
白蛇は、日本の神話や伝説において、弁財天の使いとされる重要な存在です。弁財天は富や知恵、芸術を司る女神であり、特に音楽や水の神として知られています。白蛇は、その純潔さや優雅さから、弁財天の象徴と見なされることが多いのです。
白蛇にまつわる伝説では、彼らが持つ霊的な力が人々に幸運をもたらすとされ、白蛇を見かけることは吉兆の象徴とされています。弁財天を祀る神社では、白蛇の像や絵が見られることもあり、加護を願って祈りを捧げています。
このように、白蛇と弁財天の関係は深く、日本文化において重要な意義を持っています。
十二支の巳と白蛇には共通するテーマがあり、どちらも運命や幸運と密接に結びついています。巳年に生まれた人々は、しばしば白蛇の神秘的な特性を反映することが多いとされています。これにより、巳年生まれの人は自らの運命を自在に操る能力を持ち、望む人生を築く力があると信じられています。さらに、巳年は変化や成長を象徴する年でもあるため、白蛇の持つ物語のように、人生の中で重要な変化や発展を迎える機会が多いと言えるでしょう。このように、十二支の巳と白蛇は、東洋の文化や信仰において、深い意味と繋がりを持っています。
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巳年の絵は、HYMジクレーでも製作いたしました。
サイズは二種類あります。
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