愛の繋がり

アクリル絵の具の抽象画 愛の繋がり 抽象画家HIDEKI Gallery
抽象画 愛の繋がり
『愛の繋がり』



わたしたちは繋がっている

誰と何と?


繋がっている先は、未来

繋がっている確かなものは、愛

愛で何かとだれかとつながっている


出逢いは、そのつながりを確かめること

深めること、見出すこと

理由はさまざまにあれど

つながりの元は、愛

アクリル画で描いた抽象画

タイトル愛の繋がり
素材紙にアクリル絵具他
原画サイズ420×297mm
作成2023年
作品属性 ヒーリング

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抽象画の魅力

最近では、あまりアクリル絵の具で抽象画を描く機会が少なくなってきていますが、直観で描き始めた当初は抽象画がメインで描いていました。

抽象画は様々にありますが、一般的にはよくわからない、というのが常ではないでしょうか。
前に「ご主人が一番買えない絵は、抽象画。理由は、説明のしようがないから!」なんてことを何かで聞きました。

少し笑える話ですが、世情をよく表しているのかもしれません。
説明のできない、形のはっきりしないものには、お金は出せない。
これは、わたしが設計デザインをしていた、四十年近く前にはよく聞いていた話で、当初の設計事務所は、設計デザインオンリーの会社ではなく、施工も兼ねていました。
企業として収益を得るには、工事という、形を軸にした経営が大切でした。デザインにお金を出すこと自体があまり歓迎されていなかった時代です。

そんな中で当時は、石を投げればデザイナーに当たる、などと言われ、~デザイナーの若者が非常に多くなってきた時代でもありました。

今でこそ形のない抽象的なものにお金を払うことは増えてきましたが、形がない、確たるものがないことで購入者側は不安を抱えやすくなります。

絵でも具体性のある生物や風景などは、一般的にはだれにでもわかって、購入の理由も説明できますが、抽象画となると自分の心に響くか響かないかが、重要になると思います。どれだけ自分の心の琴線に触れるかで、購入するかどうかを考えるのではないでしょうか。これを他人に説明することは難しいと思います。

世にある作品の中で、この絵はだれにも描けそう、と言われる方がいますが、作者としては、その形を描き現すまでの時間が必要であったかもしれません。深みのない簡単な作品もありますが、簡単であっても、それを作品として、価値あるものとして提示するには様々な努力が必要になるときもあります。表層的なことだけを切り取って判断してしまうには、もったいない機会だと思います。簡単だとしてもそこに作者の意図を感じ取った時、その発想自体に価値を見出すこともあります。作品の鑑賞方法は様々にあると思います。

抽象画であれば、偏見というスタンスを限りなく無くした状態で、心を開き作品を感じ取ることで制作者のエネルギーを感じられることがあります。ただ、どんな作品にでも、ということでなく、なんか好きだな~と思った時に行ってみるとその感覚を広げることができる方法です。しかし、感性が豊かな人は、必要以上に感じ取ってしまう傾向があるので心を開きすぎないようにご注意を!

抽象絵画は、観る人の心の状態に見事に反映してくれるので、作者としてもその反応を見せていただけることはとてもうれしいものがあります。そして、直観で描いた抽象画には、自分でわかる以上のものが常に表現されていいて、その深さは、作者であっても日を追えば、さらなる深みを感じさせてくれることもしばしばあります。「まだわかっていない何かがそこにある感覚」を持たせてくれる抽象画はとても好きな作品です。この作品のタイトルは「愛の繋がり」ですが、わたしとしての一つの例として掲げているので、観る人が変われば他のタイトルになるかもしれません。

観る人が、ご自身の感覚で楽しんでいただけることが、作者としてもうれしいことです。
別の何かを感じられれば、是非教えてくださいませ☆

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